COFFEE COLUMN

コーヒー豆知識

コーヒー豆のテカリについて

表面がテカテカしているコーヒー豆、乾いているコーヒー豆、違いは?

  • 豆知識

2021.1.27

表面が濡れたようにテカテカしている豆、ありますね。

「テカテカしている豆は良いのか、悪いのか?」
と聞かれることは多いのですが、結論から言うと、どちらでもありません。
「濡らしたわけでもないの、濡れてしまった!」
と驚く人もいます。

この濡れたようなテカリは、コーヒー豆に含まれている油で、豆を深く焙煎したときに表面にあらわれることが多いです。逆に浅煎りの豆だと、油が出てくることはほとんどないです。
焙煎を深くすると、豆の繊維がこわれて、内部の油分が表出するのだと考えています。

油が出たからといって、美味しくなくなるということは無いです。逆に出ないから悪いということもないです。

ただ、油が出ている場合、保存缶などが油でベトベトになりますので、豆を入れ替える際にしっかりと拭き取ったほうがいいです。コーヒー油には特有のニオイがありますので、それが新しい豆についてしまいます。

稀に、油が表出しやすい豆があり、中煎りぐらいでも油でテカテカになった経験もありますので、一概にすべて深煎りとは言えないのですが、油が浮いている豆は深煎りだと考えてもらって大丈夫かな、と思います。

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